競馬の用語『本馬場』とは?特徴や競走方向を解説
ギャンブル初心者
『本馬場』って何ですか?
ギャンブル研究家
競馬場にある、観客席から最も近いトラックのことだよ。
ギャンブル初心者
じゃあ、平地競走で使うコースのことですね。
ギャンブル研究家
その通り。JRAの競馬場では芝で作られているんだよ。
本馬場とは。
競馬用語の「本馬場」とは、芝生の平地競馬用のコースで、観客席から最も近い外周側に位置しています。日本中央競馬会(JRA)の競馬場では、本馬場は全て芝で構成されています。なお、各競馬場の本馬場の回り方は、東京・新潟・中京が左回り、それ以外は右回りとなっています。
本馬場の定義と特徴
本馬場とは、競馬場の中央にある周回コースのことです。通常、楕円形または円形で、芝またはダートで構成されています。レースのスタートとゴールは本馬場で設定され、馬たちは本馬場を反時計回りに走ります。
本馬場の特徴は、次のとおりです。
* -広さ- 本馬場は通常、1周1,000メートルから1,600メートル程度の広さがあります。
* -コンディション- 本馬場のコンディションは、芝の状態やダートの湿り具合などによって変化します。
* -内回り- 本馬場の内側はコーナーで急カーブするため、内側を走る馬は外側を走る馬よりも距離が短くなります。
* -直線- 本馬場の直線は、馬たちがスピードを上げて競り合う重要な区間です。
芝とダートの違い
競馬では、「芝」と「ダート」という2種類の馬場が使用されます。芝とは、天然の草で覆われた馬場のこと。装蹄が薄く、クッション性があり、乾いた状態では時計が出やすい特徴があります。一方、ダートとは、砂や土で覆われた馬場のこと。装蹄が厚く、クッション性が低いので、時計が出にくくなります。また、ダートは水分を保持しやすいため、雨によって馬場状態が大きく変化します。
東京競馬場の特殊な形状
東京競馬場の特殊な形状は、他の競馬場とは一線を画しています。東京競馬場の本馬場は、1周2000メートルの左回りで、通常よりも長い直線が特徴です。この長大な直線は、馬が末脚を伸ばし、軽快に走り抜ける舞台となります。また、東京競馬場の内回りコースは1周1600メートル、外回りコースは1周2500メートルと、複数のコース設定があり、レースの戦略に幅を持たせます。これにより、逃げ先行馬から差し追い込み馬まで、さまざまなタイプの馬が活躍できる場が提供されています。
競走方向の違いとその理由
競走方向の違いとその理由
競馬場には大きく分けて「右回り」と「左回り」の2種類があります。この方向の違いは、馬場の特徴や馬の特性を考慮して決められています。右回りでは馬は外側に張り出す傾向があり、コーナーの内側がコースの中で最短距離のため、全体のタイムは短くなります。一方、左回りでは馬は内側に張り出す傾向があり、コーナーの外側が最短距離となるため、全体的なタイムは長くなります。
一般的に、平坦なコースは右回りが主流です。これは、コーナーの内側が最短距離であるため、より速いタイムで走ることができるからです。一方、起伏があるコースは左回りが主流です。これは、馬が内側に張り出すことで、上り坂を登る際に距離が長くなり、エネルギーを消費することができるからです。
本馬場でのレースの醍醐味
本馬場のレースの醍醐味は、広々としたフィールドで繰り広げられるスピード感にあります。通常、1600m以上の距離で実施される競馬レースでは、より長い直線コースが設定されており、馬の能力を最大限に発揮できます。また、スタート地点からゴール地点までの見通しがよいため、観客はレースの展開をより鮮明に楽しむことができます。