競馬用語『付加賞』とは？

競馬用語『付加賞』とは？

付加賞とは？

付加賞とは、競馬において、上位入賞馬に対して、通常の賞金に加えて支払われる追加の賞金のことです。これは、レースの重要性や質を高めるために設けられ、馬主や調教師のモチベーションを高める狙いがあります。付加賞は、賞金総額に含まれず、馬券の対象にもなりません。

付加賞の配分割合

付加賞の配分割合は、レースによって異なります。付加賞の賞金は、出走馬全頭からの払戻金の一部を原資にしています。そのため、出走馬が多ければ多いほど、付加賞の金額も大きくなります。また、過去の成績や人気の高い馬に出走手当が与えられる場合もあります。配分割合は、レースのクラスやランクによって決まり、一般的には1着馬が最も多く、次いで2着馬、3着馬と続きます。

付加賞の対象となるレース

競馬において、「付加賞」は、特定の条件を満たす馬に支払われる追加の賞金のことです。この条件はレースごとに異なり、付加賞の対象となるレースは限定されています。

一般的に、付加賞は以下のようなレースで設定されています。

* 特定のレース限定（例日本ダービー、凱旋門賞）
* 特定の年齢や性別限定（例3歳牝馬限定レース）
* 特定の条件を満たす馬限定（例海外調教馬限定レース、同一馬主が所有する馬限定レース）

付加賞の対象となるレースは、レースの主催者によって事前に発表されます。馬主は、出走を検討する前に、各レースの条件を注意深く確認する必要があります。

付加賞の歴史

-付加賞の歴史-

競馬における付加賞は、江戸時代まで遡ることができます。当時の騎馬競争では、優勝者に賞品が与えられることが一般的で、これを「賞金」や「賞品」と呼んでいました。その後、明治時代になって近代競馬が導入されるとともに、付加賞の制度が確立されました。

当初は、「官費賞」「賞金」などと呼ばれ、政府や競馬場が負担する賞金に、観客による投票や寄付金を上乗せして増額する仕組みでした。次第にこの上乗せされた賞金を「付加賞」と呼ぶようになり、今日まで続いているのです。

付加賞が与える影響

付加賞が与える影響

付加賞はレースの優勝馬だけでなく、下位入賞馬にも与えられる賞金です。これにより、上位入賞できなかった馬でも一定の報酬が得られ、賞金総額の底上げや出場馬の増加につながります。また、レースの開催日や賞金額などの付加条件を付けて付加賞を設定することもあり、特定の条件を満たした馬に出走を促す効果があります。さらに、付加賞は競馬界の活性化や経済効果にも寄与し、競馬産業全体の振興に貢献しています。