競輪用語の豆知識:バンクの種類
ギャンブル初心者
400バンクというのは競輪場の競走路のことですか?
ギャンブル研究家
その通りです。競輪場のバンクは主に3種類あり、その中で最も一般的なのが1周の長さが400mのバンクで、400バンクと呼ばれています。
ギャンブル初心者
なるほど。400バンクでは直線が短いんですか?
ギャンブル研究家
はい。直線が短いので、後ろの選手が捲りにくいのが特徴です。先行が有利になる傾向があります。
400バンクとは。
競輪でよく使われる「400バンク」とは、競走路(バンク)の種類の一つで、最も一般的なものです。1周の長さが400メートルで、これを「400バンク」と呼びます。
また、1周の長さが333メートルのバンクは「333バンク」「33バンク」または「小回りバンク」と呼ばれます。周長が335メートルの前橋競輪場もこのタイプに含まれます。直線が短いのが特徴で、そのため後ろにいる選手が捲りづらくなっています。
400メートルのバンクには、円形と楕円形の2種類があります。円形のバンクは直線が短いため、333バンクと同様、先行選手が有利とされています。いずれの場合も先行選手が有利なので、各選手は早めにスパートをかけてスピード感のあるレースを展開します。
一方、1周の長さが500メートルあるバンクは「500バンク」と呼ばれ、スタミナと後半の粘りが求められるバンクです。実力がなければ勝利するのは難しいとされています。
333バンク(33バンク、小回りバンク)
333バンク(33バンク、小回りバンク)は、バンクの曲率半径が333mの自転車競走路のことです。このタイプのバンクは比較的短く急なカーブが特徴で、小回りが利き、駆け引きに富んだレース展開が繰り広げられます。そのため、スピードよりも技術と戦略が求められるレースが展開されるのが特徴です。日本国内では、奈良競輪場や西武園競輪場などが333バンクを採用しています。
400バンク
400バンクは、競輪場における走路の一種で、その長さが400メートルあります。これは、他のバンクに比べて最も短く、傾斜がきつくなっています。そのため、スプリントに特化したレースに適しています。400バンクの特徴は、他のバンクに比べてスタートからゴールまでの距離が短いため、瞬発力が求められるレース展開になります。そのため、先行争いと逃げ切り合戦が激しく、見応えのあるレースが展開されます。
500バンク
500バンクは、競輪場の中で最も一般的なバンクです。その周長は500メートルで、曲率半径は33.3メートルです。このバンクは、スプリントレースやケイリンなどの短い距離のレースに適しています。また、初級から中級のレーサーにも扱いやすいと言われています。
先行有利なバンク
先行有利なバンクとは、バンクの傾斜角が緩やかで、スピードが出やすい形状のバンクのことです。こうしたバンクでは、先頭に立つ選手が空気抵抗を受けにくく、後ろから追いかける選手は空気抵抗を受けて速度が低下するため、先行選手が有利になります。そのため、先行選手は逃げ切ることが容易になり、また、よもやのトラブルでも追走選手の妨害を受けにくいというメリットがあります。代表的な先行有利なバンクとしては、伊東競輪場や前橋競輪場が挙げられます。
スピード感のあるレース
スピード感のあるレースが魅力の競輪には、開催されるバンクによってレース展開が異なります。バンクとは競走する楕円形のコースのことで、傾斜角によって分類されます。
高傾斜のバンクでは、強靭な足腰を持ち、高速でコーナーを攻略できる選手が有利になります。スピードを出して駆け抜ける豪快なレースが繰り広げられます。一方で、低傾斜のバンクでは、コーナーで速度を維持しにくい分、テクニックや駆け引きが重要になります。そのため、戦略的なレース展開で勝利をもぎ取る選手が活躍しやすい傾向にあります。