競輪の決まり手を徹底解説!
ギャンブル初心者
先生、競輪の『決まり手』について教えてください。
ギャンブル研究家
決まり手とは、競輪で1着と2着に入った選手がゴールまでにとった戦法のことです。
ギャンブル初心者
なるほど、有名な決まり手に具体的にどのようなものがありますか?
ギャンブル研究家
オーソドックスなものとしては、『逃げ』、『追い込み』、『捲り』があります。『自在』と呼ばれる戦法もあり、選手によって得意とする戦法が異なります。
決まり手とは。
競輪の「決まり手」とは、1着と2着でゴールに入った選手のレース終盤の戦法を指します。
代表的な決まり手に、「逃げ」があります。これは、先頭でレースを引っ張りながら後続の動きに警戒しつつ、終盤まで体力を温存します。その後、ゴールまで逃げ切れるタイミングを見て、一気に加速します。
「追い込み」は、レース中盤までは先行選手の後ろに位置取り、先行選手を抑えながら後続の選手をブロックします。最後の直線で一気に先行選手を抜き去ります。
「捲り」は、先行選手と先行ラインの後ろから終盤で猛然と追い上げ、短い距離で一気に抜き去る戦法です。
「自在」は、「逃げ」と「追い込み」の中間の戦法です。自在型の選手は柔軟な作戦を駆使し、予想外の展開を好むため、レースの予想が難しくなります。
逃げ:先に陣取って逃げ切る
競輪の決まり手の中でも逃げは、レース開始時に先頭に立ち、そのまま逃げ切って勝利する戦術です。先手を奪うことで、有利な位置取りを確保し、後続との差を広げていく狙いがあります。ただし、逃げ切るためには圧倒的なスピードと持久力が必要で、他の選手が協力して追走してくる場合は、逃げ切るのが難しいとされています。
追い込み:最後で追い抜く
「追い込み最後で追い抜く」で取り上げるのは、その名の通り、最後の直線で他の選手を追い抜いて勝利を掴むという決まり手です。この決まり手で鍵となるのは、後半カーブからの位置取り。有利な位置を取るためには、レースが始まってからずっと前方を走る選手を追走し、集団の後ろでじっとチャンスを伺う必要があります。
後半カーブに入る頃、選手は一気に加速します。このとき、追込み選手は集団の外側から勢いよく飛び出し、先行選手を次々と抜いていきます。追い込みが決まるためには、スピードとタイミングが重要です。スタートからラストスパートまで、常に冷静にレース展開を見極め、隙あらば一気に仕掛けなければなりません。
捲り:先行選手を追い抜く
-捲り先行選手を追い抜く-
競輪の決まり手の中で、「捲り」とは、先行する選手を一気に追い抜いて勝利する走法です。この走法では、選手のスピードと勢いが鍵となります。先行選手がペースを上げた隙を狙って、後方から猛然と追い上げ、バンクを駆け抜けて先行選手を抜き去ります。捲りは、先行選手に対して攻撃的な走法であり、鮮やかな追い抜きとスピード感で観衆を沸かせます。
自在:逃げと追い込みの中間戦法
自在戦法は、逃げと追い込みの中間に位置する戦法です。その名の通り、自在に位置を変えながらレースを進めます。序盤で先頭に立って逃げ的な動きを見せながらも、後ろから追い上げる有力選手を警戒し、併走や抜け出しの機を伺います。
自在選手は、先行力とマーク力を兼ね備えている必要があります。先行力とは、先頭に立ってレースを引っ張る力で、マーク力とは後ろの選手をブロックして追い抜きを阻止する力のことです。これら2つの能力を併せ持つことで、レースの展開に応じて臨機応変に対応することができます。自在戦法は、逃げ切りを狙う逃げと、後ろから追い込んでくる追い込みをうまく組み合わせたバランスの取れた戦法です。
予想の難易度を上げる自在戦法
自在戦法とは、決め打ちせず臨機応変に対応する走法のことです。選手が自分の持ち味を生かして積極的に仕掛けたり、相手の動きを見ながら位置取りを調整したりするのが特徴です。自在戦法は、競輪の決まり手を予測する難易度を大きく上げます。なぜなら、先手をとって逃げ切るのか、それとも後方から一気にかましを決めるのかなど、具体的な展開が読みづらいからです。さらに、自在戦法を使う選手は、位置取りに余裕があるので、急な仕掛けにも対応できます。そのため、競輪ファンの予想を大きく外すこともあるので注意が必要です。