競艇の決まり手:差し
ギャンブル初心者
先生、「差し」って決まり手について教えてください。
ギャンブル研究家
差しとは、先にターンしていった艇の内側を鋭く抜いていく戦法のことだよ。
ギャンブル初心者
なるほど。テクニックが必要なんですね。
ギャンブル研究家
そうだね。引き波を越えるパワーが強いほど、勝利に近づくんだよ。
差しとは。
競艇の勝負を決める「差し」という戦法は、コーナーで先頭を走る艇(「逃げ」や「まくり」を行っている艇)の内側を鋭く抜いていくものだ。この戦法ではテクニックが求められ、引き波を乗り越えるパワーが強ければ強いほど勝利に近づく。
差しとは?
差しとは、競艇の決まり手で、レース終盤の第2コーナー手前で先頭艇のイン側を抜け出て、そのまま先頭へ躍り出る走法のことです。外側の艇が先行艇の内側に差し込んで、その内側から抜き去る形となります。この走法は、出足の良さやコーナーリング技術が求められ、艇のスタート位置が後方であればあるほど難しい走法になります。また、差し決着は、先頭艇と差した艇が互角に競り合う激戦となる場合が多く、観戦者からも人気の高い決まり手の一つです。
差しに必要なテクニック
差しとは、先行する選手に対して艇外から追い抜く決まり手のことです。差しを成功させるには、以下のようなテクニックが必要です。
①コース取り先行する選手の後ろか外側を航走し、コーナー手前で一気に追い抜けるコースを選択します。
②加速力コーナー進入時に大きく加速し、先行する選手との差を詰めます。
③進入タイミングコーナーの手前で最適なタイミングで艇が入る角度やタイミングを判断します。
④ターン技術コーナーを安定したターンで旋回し、後続の選手に差をつけます。
⑤インコース攻防インコースを守る選手に対しては、艇を接触させずにブロックを解除する技術が必要です。
引き波の攻略法
競艇の差しにおける引き波の攻略法では、差し舟が不利にならないよう、引き波を巧みに利用することが求められます。差し舟が先行艇の引き波の懐に入ると、抵抗が大きくなってスピードが低下します。そのため、差し舟は先行艇の引き波をできるだけ避けるようにコース取りすることが重要です。
一つの方法は、先行艇の引き波のピークを避けることです。引き波は波立たず穏やかな部分と、波が高くなり激しさが増す部分があります。差し舟は、これらの波が盛り上がっているピーク部分ではなく、穏やかな部分を狙って航行します。
また、差し舟は先行艇のインコース側を攻めることで、引き波の影響を軽減させることができます。インコース側では、先行艇がコース取りをしているため、引き波が分散して穏やかになります。
さらに、差し舟は先行艇と一定の車間距離を保つことも有効です。車間距離を詰めすぎると、先行艇の引き波が直撃してしまいます。逆に、車間距離を離しすぎると、差しきることが困難になります。
差しが有利な条件
差しが有利な条件として挙げられるのは、まずコース取りがしやすい内側のコースです。インコースは出遅れや他艇の妨害を受けにくいため、理想的な差しコースになります。また、回り足に優れた艇も有利です。差しは加速力が求められるため、スタートからマークを回ってすぐに加速できる艇が適しています。さらに、対向艇が少ないことも条件の一つです。対向艇が多いと進路を妨げられて差しが難しくなってしまいます。これらの条件が揃うと、差しが有利な状況と言えるでしょう。
有名な差しの名手
競艇の決まり手である差しにおいて、歴史に名を残す名手と称される選手たちが存在します。差しの醍醐味である、内の艇を鮮やかに抜き去るテクニックを極めたこれらの選手は、多くのファンの支持を集めてきました。