競艇用語『フィン』の役割と仕組み
ギャンブル初心者
「フィン」という用語について教えて下さい。
ギャンブル研究家
フィンは、競艇のボートの形状や機能に関する用語です。垂直安定板や水平舵に似た役割を果たしています。
ギャンブル初心者
垂直安定板や水平舵とは具体的にどのようなものですか?
ギャンブル研究家
垂直安定板は、飛行機の尾翼にあるもので、方向性を保ちます。水平舵は、ボートや潜水艦で、旋回や上下動を制御するために使用されます。
フィンとは。
競艇用語の「フィン」は、飛行機でいうと垂直尾翼、船舶でいうと潜水艦の水平舵に相当します。魚の腹びれに似ていて、その役割も似ています。直進時には方向性を保つだけでなく、旋回時には船体の極端な横流れを防ぐ役割を果たします。
フィンとは何か?
フィンとは、競艇用モーターボートに装着される水中翼のことです。船底に垂直に取り付けられており、推進力を得るプロペラの上流側に位置しています。ボートが高速で進むと、フィンに水が当たり、揚力を発生させます。この揚力でボートの船首が持ち上げられ、船体全体が水面から浮き上がります。これにより、船体の抵抗が減少し、ボートの速度向上につながります。
フィンの役割:直進の維持と横流れの防止
フィンの役割直進の維持と横流れの防止
競艇用語の「フィン」は、ボートの底面に取り付けられた、横流れを防ぐための重要なパーツです。フィンは、ボートが直進性を保ち、横流れしないようにする働きをします。ボートが水の中を進むとき、水流がボートの側面に当たると、横流れが発生します。フィンは、この横流れを防止し、ボートが直進できるようにするのです。特に、ターンや旋回時には、強い横流れが発生するため、フィンの役割が重要になります。
フィンの種類と形状
フィンの種類と形状
競艇のボートに使用されるフィンは、大きく分けて「固定フィン」と「可動フィン」の2種類があります。固定フィンは艇体に取り付けられ、動かすことができません。一方、可動フィンは艇体の舵(かじ)に取り付けられ、舵を操作することで角度を変えて操舵を行います。
フィンの形状も様々で、艇体の安定性や推進力を向上させるために設計されています。一般的なフィンは、水中で抵抗が生じるよう平らな形状をしています。また、艇体の旋回性能を向上させるために、フィンを半円形にしたものもあります。さらに、推進力を強化するために、フィンをプロペラ状にしたものもあります。
フィンの調整による艇の挙動変化
フィンの調整による艇の挙動変化
フィンは、艇の角度とスピードを制御する重要な役割を果たしています。フィンの傾きを調整することで、艇の挙動に変化を与えることができます。
フィンの傾きを内側に調整すると、艇の角度が鋭くなり、旋回性が高まります。逆に、フィンの傾きを外側に調整すると、艇の角度が緩和され、直進性が高まります。
また、フィンの角度はスピードにも影響を与えます。フィンの傾きを内側に調整すると、水の抵抗が増え、スピードが低下します。一方、フィンの傾きを外側に調整すると、水の抵抗が減り、スピードが向上します。
適切なフィンの調整を行うことで、艇の操作性を向上させ、コースやレース状況に適応することができます。競艇選手は、レースごとにフィンの調整を行い、艇の挙動を最適化して勝利を目指しています。
競艇におけるフィンの重要性
競艇において、フィンはボートの操縦性向上に欠かせない重要な役割を果たしています。フィンはボートの底に取り付けられた金属製の安定翼で、水面への接水面積を増やすことでボートの安定性を高めます。また、フィンはボートの姿勢を制御する機能も持ち、コーナリング時に艇体を傾けることで遠心力を利用してボートをより旋回させやすくなります。