競馬用語『特券』とは？

競馬用語『特券』とは？

特券とは

競馬用語の「特券」とは、一般的な賭け券とは異なる特別券のことです。特券には、払い戻しの対象となる「特払」と、そうでない「外特」の2種類があります。特払は、券種や馬券の組み合わせによって定められた配当が支払われますが、外特は外れた場合にのみ払い戻しが発生します。特定のレースにおいてのみ発売される特殊な賭券の一種です。

特券の由来

特券の由来は古く、江戸時代まで遡ります。当時、競馬は「走馬」と呼ばれ、賭けの対象として親しまれていました。走馬のレースでは、勝馬の馬券を「上馬券」、負けた馬券を「下馬券」と呼んでいました。

その後、明治時代になると、西洋式の競馬が導入され、「上馬券」は「特券」と改名されました。この「特券」という言葉には、「特別な券」という意味が込められており、勝馬を的中させた馬券であることを示しています。なお、「下馬券」は「ハズレ券」と呼ばれるようになりました。

特券の購入方法

特券の購入方法は、競馬場やウインズなどの窓口で購入することができます。購入の際は、「特券」と伝える必要があります。また、電話投票またはインターネット投票でも購入可能です。電話投票では、カスタマーサービスに「特券」と伝えて購入します。インターネット投票では、馬券購入画面で「特券」を選択して購入します。ただし、インターネット投票の場合、一部の競馬場でしか購入できませんので注意が必要です。

特券の払い戻し

-特券の払い戻し-

特券の払い戻しは、的中した馬券の種類によって異なります。三連単馬券の場合は、購入金額の200倍が配当として支払われます。三連複馬券では、購入金額の100倍が配当として返還されます。枠番連勝馬券では、購入金額の50倍が配当として支払われ、馬番連勝の場合は、購入金額の20倍が配当として返されます。

また、特券の払い戻しには、オッズによって決まる変動配当と、固定配当の2種類があります。変動配当は、レースの結果によって配当金額が変化するのに対し、固定配当は、レースの結果に関係なく決まった配当金額が支払われます。

特券の利用における注意点

–特券の利用における注意点–

特券を利用する際には、いくつかの注意点があります。まず、特券の有効期限は発行日から7日間です。この期限を過ぎると無効になるので、早めに利用しましょう。また、特券は他人に譲渡できません。譲渡された特券は無効とされ、払い戻しもできません。さらに、特券は1レースにつき1枚しか利用できません。同一レースに複数枚の特券を同時に利用することはできませんのでご注意ください。