競輪用語「インを締める」とは?徹底解説!
ギャンブル初心者
『インを締める』ってどういう意味ですか?
ギャンブル研究家
内側の走行を禁止されているラインの内側70cm外側を走ることで、後続の選手が内側から追い抜けないようにすることです。
ギャンブル初心者
つまり、先頭を走っている選手が後方選手をブロックするためにやるってことですか?
ギャンブル研究家
そうです。それで「抑え先行」と呼ばれる先行策の際に良く使われます。
インを締めるとは。
競輪では、一周するバンクに「内圏線」が引かれ、基本的にはこの内側を走るのは禁止されています。ただし、一時的な回避を除きます。さらに、内圏線から70cm外側に「外帯線」があり、この内側をさらに内側から追い抜くことも禁止されています。
そのため、外帯線と内圏線の間に位置することで、後続選手に内側から追い抜かれないようにすることを「インを締める」といいます。この走法は、先頭を走りながら後方選手の動きにも注意を払い、ゆっくりと先行する「抑え先行」でよく見られます。後続選手はインを締められているため、追い抜くのが難しくなります。
インを締める必要性とルール
競輪用語で「インを締める」とは、先頭を走る選手がコーナーに入る際に、内側に位置する選手をブロックしてコーナーを通過することを指します。インを締める理由は、コーナーをインコースで抜けるメリットを活かすためです。インコースは最も距離が短いルートなので、先頭を走る選手がインを締めてコーナーを通過すると、後ろを追走する選手は外側を通って抜く必要があり、距離が長くなるため不利になります。
一方、インを締める際にはいくつかのルールがあります。基本的には、先頭選手はコーナーに入る直前までインを締めることができますが、コーナーに入り出した後はインを締めることができません。また、先頭選手がインを締める際に、後ろを追走する選手と接触したり、妨害したりすると失格になる可能性があります。
インを締める効果
-インを締める効果-
インを締めるとは、ライン先頭選手が前を走る相手選手をコースの内側に閉じ込めて、追い越しを困難にする戦法です。この戦法には、以下のような効果があります。
* -ライバルの追い越しを防ぐ-インを締められると、外側の選手はコースを狭められ、加速しづらくなります。そのため、追い越しが困難になります。
* -自チームの展開を有利にする-インを締めると、自チームの後ろを走る選手が外側に展開しやすくなり、有利な位置取りができます。
* -集団をばらけさせる-インを締めると、集団がばらけて、先頭集団と後続集団に分かれます。これにより、後続集団を離すことができます。
* -心理的なプレッシャーを与える-インを締められる選手は、追い越しに焦りやプレッシャーがかかります。そのため、ミスを犯しやすくなります。
インを締める際のポイント
インを締める際のポイントは、次のとおりです。
まず、車間距離を短く保ち、前走車にぴったりとつきます。そうすることで、前走車の前輪がコースの内側のラインを走っている場合、それをブロックすることができます。次に、ハンドルを思い切り切って内側に切り込まないようにします。ハンドルを切ったままにすると、前走車に接触して落車することがあります。最後に、力を込めてペダルを踏み込み、加速して前走車を追い抜きます。このとき、勢い余って前走車に接触しないように注意が必要です。
抑え先行との関係
抑え先行とは、競輪で先行選手の後方からついていき、先頭を抑える戦略のことです。先行選手を抑制することで、自分の先行を有利に進められます。「インを締める」とは、抑え先行の一種で、先行選手の内側のコースをふさぐことを指します。先行選手をインコースに追い込み、先行を困難にすることで、抑え先行選手が自分の先行を展開しやすくすることができます。両者は密接に関係しており、「インを締める」は抑え先行戦術において重要な役割を果たすのです。
インを締める名手たち
インを締める名手たち競輪界では、インを締めることに長けた選手が数多く存在します。平原康多選手は、イン粘りの強さと鋭い駆け引きで知られ、「ミスターイン逃げ」の異名を持っています。小倉竜二選手もインを締める巧みな選手で、高い機動力を活かしてライバルを封じ込めます。さらに、脇本雄太選手は、スピードとイン取りのうまさに定評があり、レース巧者として知られています。