競輪用語『赤旗』の意味と重み
ギャンブル初心者
赤旗ってなんですか?
ギャンブル研究家
競輪で失格行為があった場合に審判員が掲げる赤い旗のことだよ。失格のほか、走行注意や重大走行注意という判定もあるんだ
ギャンブル初心者
失格になるとどうなるんですか?
ギャンブル研究家
失格になると違反点30点が加算され、即日契約解除となって、その後のレースに出場できなくなるんだ。累積点が120点以上になると出場停止処分を受ける場合もあるよ
赤旗とは。
競輪の「赤旗」とは、レース中に違反行為が疑われる場合に審判員が掲げる赤い旗です。違反の判定には軽重があり、「失格」「重大走行注意」「走行注意」の3段階があります。その中で「失格」は最も重いペナルティで、失格を命じられた選手は30違反点が加算されます。また、当日のレースは即刻終了となり、翌日以降のレースへの出場も禁止されます。
競輪では、1月から6月までを「前期」、7月から12月までを「後期」としており、レース成績に基づいて選手のグレードを決定する期間を「級別審査期間」と設定しています。この6か月間で、違反点が60点以上90点未満に達した選手は4泊5日の選手講習、90点以上120点未満の選手は5泊6日の選手講習を受けることになっています。
さらに、違反点が120点以上に達した選手は「選手出場あっせん規制委員会」で審査を受け、1年以内の出場停止処分が下される可能性があります。
赤旗の意味
競輪において「赤旗」は、中止や延期を意味する重要用語です。レースが開始されてから2周目以降に事故や故障などが発生した場合、審判員が赤旗を振ってレースを中止します。これは、選手の安全と公平性を確保するためです。
赤旗が振られると、その時点でレースは中止となり、レース結果は無効になります。また、赤旗が出た時点でレース場の外周に配置されたすべての審判員の判定が確定します。レースが成立せず、選手にも観衆にも払い戻しが行われます。
違反の判定の種類(失格、重大走行注意、走行注意)
競輪において、「赤旗」とは、違反行為があったときに提示される処分を意味します。違反の種類によって、失格、重大走行注意、走行注意の3段階に分けられます。
失格は最も重い処分であり、レースから除外されます。重大走行注意は、失格には至らないものの、違反行為が重大であったと判断された場合に課されます。走行注意は、軽微な違反行為に対して与えられる最も軽い処分です。
失格の重いペナルティー(違反点30点、即日契約解除、レース出場停止)
で示されているように、「赤旗」とは、競輪において重篤な違反行為を示す重大なペナルティーのことです。違反点30点という最も重いペナルティーが科され、その場ですぐに契約解除となります。さらに、レース出場停止という重い処分を科されます。そのため、赤旗は競輪選手にとって極めて重大な違反行為なのです。
競輪の級別審査期間(前期と後期)
競輪では、出場資格を決めるために級別審査期間が設けられています。この期間は前期と後期の2つに分かれており、それぞれ6ヶ月間開催されます。前期は3月から9月、後期は10月から4月までです。
級別審査期間中、選手はレースに出場して獲得賞金や得点に応じて級班が評価されます。級班はS級からF級までの7段階に分けられており、S級が最高位、F級が最低位です。獲得賞金や得点が上位に入れば昇級し、下位に入れば降級します。
級別審査期間は、選手の競走能力を客観的に評価し、公正なレースの開催を目的としています。獲得賞金や得点が順位に反映されるため、選手は必死にレースで好成績を収めようとするのです。
累積点数が60点以上の選手に対する選手訓練
赤旗には、競輪における特別ルールがあります。累積点数が60点以上の選手は、選手訓練として練習に参加しなければなりません。これは、競走規程違反や妨害行為などによりポイントが累積された選手に対するペナルティです。
訓練では、技術的な指導や体力の向上が図られ、競技復帰に向けた準備を行います。選手訓練は、出場資格が剥奪されるなどの処分ではなく、選手の復帰を促し、改善を図るための措置です。