競輪の連携と勝負
ギャンブル初心者
競輪の『外競り』って何ですか?
ギャンブル研究家
ラインを組めていない他力選手が、他のラインの先頭選手の後方を横取りすること
ギャンブル初心者
ラインって、自力選手と他力選手が組むチームのことですか?
ギャンブル研究家
その通り。自力選手が先頭を走り、他力選手が後ろを走ってサポートするんだ
外競りとは。
競輪の「外競り」とは、競輪が個人戦でありながら、レースを有利に進めるために選手同士が連携して走行する「ライン」を形成することを指します。
ラインは、空気抵抗を受けながら先頭で走る「自力選手」と、自力選手の後ろで力を温存する「他力選手」で構成されます。自力選手は「先行」「捲り」「逃げ」などの作戦でレースを組み立てます。特に最終周回では、自力選手同士で熾烈な首位争いが繰り広げられます。
他力選手は「追い込み」とも呼ばれ、特定の自力選手をマークして好位置をキープします。そして、ゴール前の直線で勝負に出ることが多いです。
レース序盤で、他力選手がマークしたい自力選手と同ラインでない場合やラインを組まない場合、他のラインの先頭の後方を横取りしようとすることがあります。これを「競り」と呼び、目標とする選手の後ろを外側から狙うことを「外競り」または「アウト競り」と言います。
ラインの役割
ラインの役割競輪においてラインとは、同じチームやグループに属する選手たちが形成する連携の単位です。レースでは、ライン内の選手同士が協調して走行し、各チームが自らの戦術を駆使して勝利を目指します。ラインの役割は主に3つあります。まず、風よけです。選手が集団で走行することで、空気抵抗が軽減されて疲労を軽減できます。次に、アシストです。上位入賞を狙う選手(エース)の前方や後方に位置する選手が、風よけとなってエースの体力を温存します。そして、カバーです。アシスト選手はエースの落車や事故などに対応し、レースを継続できるようにサポートします。
自力選手の種類
自力選手のタイプ
競輪において、自力選手とは、番手や自力を駆使せずに、単独で優勝を目指す選手のことです。自力選手は、その走法によっていくつかの種類に分けられます。
まず、「捲り」を得意とする選手は、後方から一気に加速して他の選手を追い抜く走法を得意とします。次に、「逃げ」に長けた選手は、スタートから先頭に立って逃げ切りを狙います。また、「追い込み」を得意とする選手は、後方から他の選手の動きを伺い、隙を見て一気に加速して前に出ます。さらに、「先行」に強い選手は、捲りや逃げに似た走法で、先行逃げ切りを狙います。
これらの自力選手のタイプは、レースの状況や他の選手の動きに応じて使い分けられます。優れた自力選手は、複数の走法を身につけており、レースに合わせて最適な選択肢を選ぶことができます。
他力選手の戦略
競輪の連携と勝負では、他力選手の戦略において、選手が単独でレースを戦うのではなく、他の選手と協力して勝利を目指す場面が注目されます。選手同士で順位を決め、風の抵抗を抑え合ったり、加速や追い越しのためのペースを作ったりと、チームワークが不可欠です。この戦略では、他の選手に依存する度合いが高く、連携のタイミングや駆け引きが勝負の鍵となります。上手く連携できれば、より有利なポジションを確保し、勝利の可能性を高めることができます。しかし、連携が失敗したり、他の選手の妨害に遭ったりすれば、レースの展開が大きく変わることもあります。
競りの仕組み
競輪の「競りの仕組み」は、複数の選手がトラック上で順位を争うシビアなバトルです。各選手はスタートから約500m地点まで加速します。その後、集団が形成され、選手たちは互いに連携し、相手をブロックしたり、スリップストリームを利用したりして、有利な位置を取り合います。
競りは、先頭集団内の選手が主導権を握り、後続の選手がそれを追いかけます。先頭集団から脱落した選手は、集団の後方から追走するか、諦めて途中棄権します。競りは、最終周回まで続き、最後の直線でゴールスプリントが繰り広げられます。
外競りの狙い
外競りとは、レースの最終盤で最も外側を走る選手が、他の選手を追い抜いてゴールを目指す戦術のことです。この戦術は、直線コースが長く、他の選手が内側に寄っている場合に有効です。
外競りを仕掛ける選手は、加速力の高さが求められます。また、他の選手が内側に寄るのを予測し、スペースを確保する判断力も必要です。外競りが成功すれば、他の選手を一気に抜き去って勝利を収めることができます。