競艇用語『抜き』のすべてがわかる!
ギャンブル初心者
先生、「抜き」について教えてください。
ギャンブル研究家
「抜き」というのは、競艇で1周第2ターンマーク以降に前の艇を追い抜いて1着に入着することを言います。
ギャンブル初心者
第2ターンマーク以降ということですが、それ以前には追い抜けませんか?
ギャンブル研究家
第1ターンマークでは追い抜けません。ルールで禁止されています。
抜きとは。
競艇における「抜き」とは、ボートレースにおける決まり手の1つで、第2ターンマーク以後に前を走っていた艇を抜いて1位になることを指します。
抜きとはどんな決まり手?
競艇における「抜き」とは、後方から他の艇を追い抜き、1着でゴールすることです。スタートタイミングがずれるハンデレースである競艇において、後方艇が水流を利用したり、旋回技術に優れていたりすることで、前方の艇をオーバーテイクする場合に発生します。抜きの成功には、艇のスピード、選手の技術、そしてコース内の水流状況が大きく影響します。
抜きの種類
-抜きの種類-
競艇のレースでは、抜きと呼ばれる、他の艇よりも内側を航行して順位を上げるテクニックが用いられます。抜きには、その方法や状況によってさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。
代表的な抜きには、差抜きがあります。これは、他の艇よりも外側を航路して、コーナーで一気に内側に進路を取り、艇を抜き去るものです。また、まくりは、他の艇を内側で塞ぎながら、外側から追い抜くテクニックです。
さらに、抜き差しは、他の艇と順位を入れ替えるように何度も抜き合う戦略で、スリリングな展開を生み出します。差しは、他の艇よりも内側を航路し、コーナーで外側に進路を取り、追い抜くものです。
他にも、差し返しやまくり差しなど、状況に応じてさまざまな抜きがあります。これらのテクニックを駆使して、艇士たちは熾烈なレースを展開するのです。
抜きに必要なテクニック
競艇用語「抜き」を極めるには、いくつかの重要なテクニックをマスターすることが不可欠です。 まず、進入時に他艇を内側に抑える「イン粘り」が基本となります。これにより、アウトコースから繰り出すライバル艇との接触を避け、先手を取ることができます。さらに、コーナーを鋭く回り込んで他艇を追い抜く「差し」も抜きに欠かせません。これは、コーナーの半ばあたりでコースを内側に変更し、加速力を利用して前を走る艇を一気に追い抜く技です。また、スタート直後に他艇を一気にまくる「捲り」というテクニックもあります。これは、アウトコースからインコース側に急激に切り込み、内側にいる艇を強引に追い抜く荒技です。これらのテクニックを駆使することで、レース展開を有利に進め、抜きによる勝利を掴むことができます。
抜きが成功するポイント
抜きが成功するポイントは、以下の通りです。
* -インコースを突く- インコースに近いほど、他のボートを追い抜きやすくなります。
* -タイミングを計る- 前を行くボートの動きに合わせて、抜け出すタイミングを計りましょう。
* -エンジンパワー- エンジン出力が大きいボートは、抜きやすくなります。
* -艇体の性能- 艇体が軽く、旋回性が高いボートも、抜きやすいです。
* -レーサーの技術- レーサーの技術が高ければ高いほど、抜きを成功させやすくなります。
抜きを成功させた名レーサー
競艇用語『抜き』の真骨頂が味わえるのは、なんといっても抜きを成功させて勝利をおさめたとき。ボートレースの歴史を彩ってきた数々の名レーサーのなかでも、抜きでの豪快な走りを披露してきたレーサーがいます。
たとえば、破壊的なダッシュで後続を圧倒した植木通彦。1マークのコンマ0台での鮮やかな抜きで知られた瓜生正義。そして、捲りや差しはもちろん、抜きも駆使するオールラウンダーとして活躍した西島義則。
彼らの抜きは、単に相手をかわすテクニックではありませんでした。観客を熱狂させるほどの興奮と感動をもたらす、まさにボートレースの醍醐味そのものでした。抜きの妙技で勝利を勝ち取った名レーサーたちの走りは、後世のレーサーたちにも大きな影響を与え続けています。